「ダイナマイト」
少し前の話ですが、BTSが「Dynamite」と言う楽曲でビルボードのHOT100にて1位を獲得しました。韓国のアーティストでは初めてのこと、また、アジアのアーティストとしても坂本九の「上を向いて歩こう」が1963年6月に獲得して以来57年振りと言います。しかし自分としてはあまりピンとこないんですよね。
と言うのも、曲を書いたのはイギリス人で言語も英語、サウンドもディスコサウンドを意識したもので、正直英米圏のサウンドに擦り寄ったものであるため、自分個人の感覚ではありますが、これ、別にBTSでなくてもヒットしたんじゃない?と言うのが正直なところではあります。
別にBTSが嫌いだとかそう言うのはないですよ。確かに以前は「なんか微妙」と思っていたのは事実ですけど。ただ、全米1位を取るのであれば、せめて英語で歌うと言う「妥協」をせずに母国語で歌うべきかと思ったし、なんかこの後も妥協の産物を繰り返すようであればそれはそれでちょっとなぁ、って思う訳ではあります。
実際1963年のアメリカと比べたら、海外のアーティストやグループが全米1位を取るのは簡単になってきつつある感もあるし、最近はあまり聞かなくなったけど、YouTubeの再生数を操作してランクを上げているなんて話も一時期あったことを考えると、まぁ、BTS側も戦略のひとつとして敢えてやったのかも知れないけれども、正直余り褒められたもんじゃないなぁ、と思うんですよね。
あくまでも僕個人がそう思うだけではありますが。