昔「ヒットパレード」と言う貸しレコード屋がありまして

今回はちょっと思い出話を。

昔町田の駅近くの街に住んでおりまして、駅方面には結構なんでもあったものですから、放課後とか休日などはよく駅前の楽器屋やレコード屋に足繁く通っていたものです。
しかし、レコードを買うにしても学生の小遣いはそれほど多くはないし、だからと言って中古レコード屋もそうそう枚数を買えるわけでもない。
そう言う時に重宝していたのが貸しレコード屋と言うもので。
当時のレコードの価格は大体2000円から2800円くらい、シングル盤でも700円といったご時世でそれぞれ1泊2日でそれぞれ250円/100円で借りられることから、音楽に飢えていた少年としてはよく利用していたわけです。
ただ、多くの貸しレコード屋は大体定番ものや売れ線のレコードばかりで、ラジオやテレビの音楽番組とか音楽・サブカル系雑誌の影響で洋邦問わずマニアックでマイナーな音楽に飢えていた自分としては色々な音楽を知りたいと言う欲求があった訳です。
そんな中、そう言うマニアックな音楽オタクの心を揺さぶる貸しレコード屋が町田の西友デパートの近くにありました。

その名は、「ヒットパレード」。

そこは、店としてはプレハブの平屋建てと言う正直みすぼらしい建物ではあるものの、中に入ったら売れ線や定番のレコードはもちろんのこと、普通の貸しレコード屋には置いていない様なマイナーなバンドやアイドルのレコードはもちろんのこと、洋楽(特にダンス系)の12インチシングルが大量に置いてあったり、また、日本では当時まだ脚光を浴びたばかりのインディーズ系のレコードもそれなりに置いてあったりと、おそらくこれ以上の在庫を求めるのであれば神保町のジャニス位ではないかという程レコードが溢れていたんじゃないかと思います。
だって、BUCK-TICKのインディーズ時代の「HURRY-UP MODE」とかXの「ヴァニシング・ヴィジョン」、ナゴム系では空手バカボン、有頂天、筋肉少女帯、たまとか、今考えると持っているだけでもひと財産になる様なものも借りることができましたから。

そういう意味では非常に重宝したヒットパレードではありますが、時代もCDに移り変わっても攻めの姿勢の在庫は変わらずで、割合も大体半々にはなったものの、それでもアナログの在庫はそこそこキープしていたこともあってか、ギリギリまでレコードにこだわっていた自分としては非常にありがたい店でありました。
蛇足ではありますが、avexのSUPER EUROBEATシリーズもレーベルにavexがつく前から揃っていたんじゃないかなぁ…。

しかし、時代が移り変われば、ということもあり、自分の拠点が町田から横浜、八王子に移っていく間に店は閉店した様で、最後に訪れたときは建物はそのままで不動産屋に代わっていました。まぁ、実際に個人営業の店よりもTSUTAYAとかGEO、DORAMAの様なチェーン店の勢力が強まってきましたし、さらにCDから音楽配信、そしてサブスクと音楽に触れる形態も変化しているので、仕方ないと言えば仕方ないですが。

ちなみに今町田には「町田ヒットパレード」と言う昭和歌謡の映像を流しながら酒を飲む店があるそうですが、そんなノリで80年代のユーロビートやエレクトロポップのレコードやPVをかけてくれる様な店とかがあればそこで飲んでみたいなぁ、と思ったりする訳で。

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