HOW ABOUT THIS

タモリ、と言えば多くの方は「笑っていいとも!」や「タモリ倶楽部」、「ミュージック・ステーション」などの司会者と言う認識が多いと思うのだけれども、元はと言えば芸人であり、もっと掘り下げていくと所謂「キワモノ」系…似たような系統をあげるとラビット関根時代の関根勤やWAHAHA本舗の梅垣義明、極端ではあるけれども江頭2:50 辺りのカテゴリに分類できるのではないかと思う。尤も、タモリの場合はインテリ系のキワモノに近いかも知れないが。

そこから更に突き詰めると元々は大学時代、早稲田大学のモダンジャズ研究会に在籍し、そこでトランペットを吹いていたそうで、タモリと言う芸人が生まれたきっかけと言うのも山下洋輔の福岡でのライブの打ち上げに乱入したと言うのもあって、タモリ=ジャズと言うのは切っても切れない関係にあるのではないかと思う訳で。

前置きが長くなったが、今回はそんなタモリがリリースした唯一の純粋な音楽アルバムである「HOW ABOUT THIS」のCD盤を先日入手したので、それを紹介しようと思います。

そもそもタモリと言えば、これの前に4枚アルバムを出しており、「タモリ1」「タモリ2」、そして曰く付きの「タモリ3 戦後日本歌謡史」は所謂ネタもののアルバムではあるが、結構音楽ネタも多く、「タモリ3」に至ってはあまりにも既存曲のパロディが多すぎたため、販売元(当時の東芝EMIやビクター音楽産業)から待ったがかかってしまったそう。
※結局はレコードショップの新星堂経由で限定販売されたそうですが。

そんなネタ路線全開の3枚とは打って変わって、4枚目のアルバム「ラジカル・ヒステリー・ツアー」では音楽はジャズ、フュージョンを中心としたオリジナル楽曲が中心だったものの、曲間に入るナレーションはコメディー路線と、そう言う意味では丁度中間といった感じではあった訳で。

そして、その次にリリースされた「HOW ABOUT THIS」はネタもなければコメディータッチのナレーションも入っていない、いろんな意味で純粋な音楽アルバムなのです。
基本的に「タモリ3」以外は全てCD化および再発されてはいるものの、この作品だけは発売されてから一度も再発がなく、しかも本人曰く「あまり売れなかった」ことから、中古市場でもあまり出回っておらず、仮に出回ったとしても下手したら万単位のプレミアが付くくらいのアイテムとなっておりまして。

そんなアルバムなので、どんな内容か聴いてみたのですが…良くも悪くも’80年代のジャズ・フュージョンの色濃い作品と言うのが個人的な感想ですね。
僕個人としては嫌いではないのですが、かなりリバーブの入ったボーカルはかの海道はじめの「スナッキーで踊ろう」よりはまだ浅いですが(笑)、それでも中森明菜の「不思議」くらいは奥まった感じなので、人によっては聴きづらい感が強いかなぁ、と思ったり。
でも、インスト曲に関しては派手派手しい演出はないものの、タモさんのトランペットや、フリューゲルホルンにフルートの音色がなかなかのもので、ゆったりした気分で聴くにはそんなに悪くはない、と言った感じです。
なので、なんかまったりとしたい、そんな時に聴期待一作ではありますね。

で、そんな「HOW ABOUT THIS」ではありますが、これ、レコードにしか入っていないトラックやCDにしか入っていないトラックがあったりするので、アナログプレイヤーを入手したらレコード盤の方も聴きたいなぁ、と思っていたりします。
※実はレコード盤はずいぶん前に入手済みだったり(笑)。

…と言う訳で寄り道しすぎでやたらと長文になってしまいましたが、自分語りの他にもこう言う音楽系のネタもやって行きたいと思っていますので、どうかよろしゅうに。

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